製造業中心の最新雇用情勢のご案内～3月最新情報～
2019.02.25
愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、工場求人もあ（求人MORE）を運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『製造業中心の最新雇用情勢のご案内～3月最新情報～』ということでお伝えしていきたいと思います。
有効求人倍率、高度成長期に迫る
昨年12月にサンケイBiZに掲載された記事によると、
”雇用情勢の指標となる有効求人倍率が、高度成長期に迫る勢いで伸びている。景気回復に加え、働き盛り世代の人口減少を受けて息の長い上昇が続いてきた。
希望する仕事に就きやすくなるため、働く人には良い環境だが、企業にとっては深刻な人手不足が経営を直撃する状況に。倒産件数も増加するなど厳しい局面を迎えている。”
とあります。過去を振り返ると、高度成長期の１９７３年１１月には、製造業や建設業などの好況で１．９３倍という最高水準を記録しておりました。
現在は１２年１０月から５年以上、前月比で横ばいか上昇の右肩上がりの状況が続き、バブル期を超え高度成長期に次ぐ水準となっています。５年間で企業が募集する求人数は約２５％増え、反対に求職者は約２５％減っている状況です。
有効求人倍率が伸び続ける理由の一つに人口減少が挙げられます。総務省の人口推計によると「生産年齢」と呼ばれる１５～６４歳の人口は１９９５年にピークの８７２６万人を記録、しかし２０１５年には７７２８万人と２０年間で約１０００万人減少となっています。
同期間の総務省の労働力調査でも、労働市場の中心となってきた２０～５０代の働く男性は４２３万人減ったとされています。
東京商工リサーチによると、製造業業界企業の倒産件数は９年連続で減少しているが、人件費高騰を含む「人手不足関連」に限るとほぼ横ばい。中でも、必要な数の従業員が確保できない「求人難」で倒産した企業は１７年に３５件となり、前年の１７件から倍増したそうです。
当ブログでも何度か売り手市場、製造業の深刻な人手不足についてご紹介をしておりましたが、今回のように求人側の情報から読み取ってみるとかなり深刻な状況が分かりますね。
女性の復職・シニア雇用へに注目が高まる
労働力の先細りが懸念される中、企業が期待を寄せるのが出産や育児で離職した女性の復職。
育児や介護で離職した女性をターゲットとして、フルタイムにこだわらず、時短勤務や在宅ワークを利用することで活躍の場を広げ雇用に繋げる事が注目されております。
製造業の求人をみていると女性をターゲットとした求人も多く、またそのような職場は女性が働きやすい環境が整っています。
シニア層にも同時に注目が集まっています。
シニア層の雇用大きな特徴は「働くことで社会との接点を得られるメリットが大きい」とシニア労働者側としてもメリットを大きく感じてもらうことができ、７５歳を過ぎても『辞めたい』という人はほとんどいない事。
製造業の中には若年層従業員の定着率が悪いところも。ところが雇用年代をシニアに切り替えたところ雇用期間の年数が伸び、人材育成や人材雇用に掛かる金額が減り生産性が上がったという企業も多くみられております。
製造業の雇用において、シニアの雇用は進んでおります。
労働市場は転職が一般化、更なる高待遇を目指しキャリアアップの道も
民間機関による転職に対する意識調査によると、転職が今後一般的になっていくと答える人が全体の過半数以上を占めており、「１つの会社に勤め上げることが美徳」といったような価値観は過去のものになっているようです。
また、転職入職者の賃金変動状況をみると、以前の職より１割以上収入が増えたと答える転職者が増えているなど、労働需給が逼迫する中で、労働者が転職等の労働移動に前向きになれるような変化が小さいながら起きています。
一昔から考えると今や転職は一般的なもの。むしろキャリアアップの選択肢の一つとなりました。
労働者が今いる企業、産業より良い待遇を求めて、能力開発や自己研鑽を図りながら、賃金の高い企業、産業への移動を積極的に行う風潮が、売り手市場の今非常に活発化してきております。
製造業は著しい人手不足であはりますが、求職者側からすると、女性・シニア・転職を考えている方どのターゲットにも絶好のタイミング。
景気の波に影響を大きく受けるのが雇用情勢。来年・再来年はどうなるか不透明な中、就職・転職を考えている方はぜひこの好機に動き出してみてはいかがでしょうか。
今回は『製造業中心の最新雇用情勢のご案内～3月最新情報～』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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