派遣社員の社会保険料はどうやって決まる?
2022.12.11
愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、工場求人もあ(求人もあ)を運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『派遣社員の社会保険料はどうやって決まる?』ということでお伝えしていきたいと思います。
社会保険は、正社員・アルバイト・パート・派遣社員など雇用の区別なく、一定の条件を満たせば加入できます。
派遣社員として働き社会保険に加入している方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、社会保険料がどのように決まるのか知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
本記事では働く上で知っておきたい社会保険料の仕組みについて解説します!
■社会保険料の決め方
社会保険は、健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の5つの保険の総称です。
そのうち健康保険料・厚生年金保険料・介護保険料をまとめて狭義の社会保険料と称します。
社会保険料を計算するときは、標準報酬月額を用い健康保険料・厚生年金保険料・介護保険料それぞれの計算式にあてはめて算出します。
□標準報酬月額とは?
まずは各保険料のベースとなる『標準報酬月額』とは何かについてお伝えします。
標準報酬月額とは、被保険者が事業主から受ける毎月の給料などの報酬の月額を区切りのよい額に区分した額のこと。
第1級の5万8千円から第50級の139万円までの全50等級に区分されており、お住まいの地域や年度、「健康保険組合」と「全国健康保険協会」どちらに加入するかによって金額が異なります。
■健康保険料の計算方法
健康保険料の計算方法は次の通り。
標準報酬月額×健康保険料率
派遣社員の場合、雇用契約を結んでいる派遣会社と健康保険料金を折半することになります。
そのため派遣社員は上記で算出された健康保険料÷2の金額を負担することになります。
■厚生年金保険料の計算方法
厚生年金保険料の計算方法は次の通り。
標準報酬月額×厚生年金保険料率(18.3%)
厚生年金保険の保険料率は、年金制度改正に基づき平成16年から段階的に引き上げられてきましたが、平成29年9月を最後に引上げが終了し、厚生年金保険料率は18.3%で固定されています。
厚生年金保険料も健康保険料と同様、雇用契約を結んでいる派遣会社と健康保険料金を折半することになります。
そのため派遣社員は上記で算出された厚生年金保険料÷2の金額を負担することになります。
■介護保険料の計算方法
介護保険料の計算方法は次の通り
標準報酬月額×介護保険率
介護保険率は厚生年金保険率とは異なり、毎年保険率が改訂されています。
また「健康保険組合」と「全国健康保険協会」どちらに加入しているかによっても保険率が異なります。
協会けんぽの介護保険料率の場合、令和4年3月分(5月2日納付期限分)からは『1.64%』の介護保険率となります。
介護保険率も先述の2つの保険と同様、雇用契約を結んでいる派遣会社と健康保険料金を折半することになります。
そのため派遣社員は上記で算出された介護保険料÷2の金額を負担することになります。
■まとめ
派遣会社の社会保険料は、上記で算出された健康保険料・厚生年金保険料・介護保険料を合計した金額となります。
社会保険料は派遣社員の収入・年齢・住まいの地域によっても変動します。
そのため、同じ派遣先で同じ仕事をしていた場合でも保険料は変動します。
社会保険は、私たちが安心して生活を営むための制度です。
制度や計算方法をしっかり理解し、きちんと納めることが大切ですね。
今回は『派遣社員の社会保険料はどうやって決まる?』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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