製造業中心の最新雇用情勢のご案内～9月最新情報～
2019.08.10
愛知県豊橋市に人材派遣会社を営み、工場求人もあ（求人MORE）を運営しています「株式会社サンキョウテクノスタッフ」です。
ブログ形式で「派遣のお仕事情報」や「初めて派遣で働くひと」のお役立ち情報を定期的に配信していきます。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『製造業中心の最新雇用情勢のご案内～9月最新情報～』ということでお伝えしていきたいと思います。
■労働力人口の減少と大企業志向の高まり
経済産業省 中小企業庁より2019年4月に発表された「2019年版 中小企業白書」によると、
中小製造業を含めた中小企業における人手不足や、そのような状況下で労働生産性を向上させるための「デジタル化」「グローバル化」といった中小企業に求められる新たな取り組みなどが記載されておりました。
具体的には挙げると、
中小企業における人手不足とは、単に製造業・中小企業への働き手が少なくなってきているのではなく、日本全体での働き手となる層の人口減少が挙げられています。
日本の人口は2008年をピークに、2011年以降は減少が続いており、将来的にも減少が続く見込みとなっています。内訳について見てみると、64歳以下の生産年齢人口が減少傾向にある一方、75歳以上の高齢者人口の割合が増加し続けていくことが分かっています。
また製造業の工場自体が、64歳以下の生産年齢人口の減少が著しい、もしくは現状がみられる地方の地域にある事が多く、将来的にみても長期に渡って人手不足がさらに厳しくなるという見方となっています。
そして、新卒においては、大手への志向も以前として強くあり、中小企業としては人材確保に苦戦が見られています。また転職市場においても、キャリア転職を考えている方の場合、キャリアを活かして大手へ転職するケースもみられる傾向が出ているようです。
人昔と異なり、転職者側も求職者側も「転職」へのネガティブなイメージが薄まり、自分に合う企業であれば、また良い人材であればといった採用傾向が挙げられます。
少子高齢化を背景とした労働力人口の減少、大卒予定者や転職者の大企業志向の高まりなどにより、人手不足感が高まっている状況ではありますが、新たな動きも出てきております。
特に皆さんの雇用にも直結した動きとしては、女性が雇用の対象者として注目をされるようになりました。
一昔前であれば、製造のお仕事は男性のイメージが強く、女性の雇用に消極的もしくは、対象外としていた企業も多くありました。しかし今では、時短勤務やより柔軟なシフトに対応できる働き方を提供することにより、社会進出をしていない女性の雇用が進んでくる事となりました。
実際に直近10年の女性の非正規雇用の割合は緩やかに増加してきております。
また女性と並んで注目されている雇用対象として、シニア層の方々が挙げられます。
シニア層の雇用の割合は女性よりも増加の割合が大きく、直近10年で2倍にも働く人の人数が増えました。企業側としても、ライフスタイルや体調に合わせて柔軟に働く事ができる、働きか方を提供することにより、人材の確保を進めてきました。
■グローバル化と機械化
しかし、残念ながら、女性やシニア層を取り込んだ人手不足への対応は成果としては上がってきておりますが、やはり限界がみる部分でもあります。そこで今新しく注目をされているのが、機械化とグローバル化です。
新興国を中心とした「グローバル化」は今までにない、新しい雇用をもたらすかもしれません。
製造業ではまだ外国人雇用について、積極的に取り組んでいる企業は少ないですが、介護や家事代行サービスなどは外国人労働者への導入を積極的に進めている企業も増えてきました。
また機械化においては、既に導入が始まっている企業も多く聞かれるようになりましたね。
最近では機械化と共にAIを導入し、ほとんど無人で製品や部品が生産できるシステムが出来上がっている工場もあります。
少子超高齢化時代を迎え、労働人口が減る一方である日本では、今後もいろいろな分野で機械化が進んでいくでしょう。機械化と聞くと「労働人員の削減」といったネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、その分新しい事業へ人員を配置することができたり、それに伴い新しい仕事が開拓されるケースもあります。
生産業や工場、そこで働く人達にも新しい試みにより、多くのチャレンジできる環境がもたらされるのではないでしょうか。
今回は『製造業中心の最新雇用情勢のご案内～9月最新情報～』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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